裁断済みとは?自炊して電子書籍にする方法!おすすめの裁断機も紹介

本を電子書籍化することが流行っています。

自宅にある本って場所をとりますし、よいことはありませんよね。外出する際にも本を持ち歩くとすると、カバンに大きな負担になります。

一方で、最近はメルカリなどで「裁断済み」と書いてある本が売られていることもよくありますよね。

そこで今回は、裁断済みとは一体何なのか、本を電子書籍に変える方法などを詳しく解説します。

裁断済みとは?

裁断済みとは、本の背表紙を切り落とした本のことです。

背表紙を切り落としているので本としてまとまっておらず、大量のプリント用紙が重なっているようになっています。

裁断済みの本

写真では、背表紙のノリがついていますが、裁断済みの本のほとんどは、ノリの部分も全て切り落としてあってペラペラの紙状態になっています。

だから手に持ったらバサッと下に落としてしまう可能性があります。

ただし、本自体が汚れているなど判読不能な訳ではないので、読書は可能です。

【なぜ?違法?】メルカリで裁断済みの本が出品されている理由

メルカリで裁断済みの本が出品されているのは、すでに本を電子化してしまって紙の本がいらなくなったからです。

裁断済みの本をメルカリで販売することは、違法ではないかという声がありますが、こちらに関しては、ITコンサルタントで弁理士の栗原潔によると、違法ではないと言われています。

本を電子化して、電子化したデータを転売したら著作権的に問題がありますが、一方で元の紙媒体をバラバラにしようがどうしようが、著作権の持ち主はコントロールできないと言われています。

裁断済みの本の復元方法

裁断済みの本を復元するには、背表紙をつければいいだけです。一般的な製本のプロセスを踏みましょう。

用意するものは3つです。

  1. 裁断済みの本
  2. 製本カバー
  3. とじ太くん

まずは、裁断されている本を製本カバーに挟みます。

そして、製本キットである「とじ太くん」に本を入れて熱しましょう。

その後取り出して冷ませば本の復元ができています。

電子書籍のメリット

電子書籍に反対する人いますが、電子化することによってメリットもあります。重さがなくなるので、どこでも簡単に持ち運べるようになります。

特に留学や世界一周しようかなと考えてる人にとって、いつでも自分の自宅の本棚にアクセスできるようになります。たまに紙の本は絶対であると主張しとかする人がいますが、ボクはあまり同意できません。

電子書籍でも 線を引くこともできるし、紙の感覚以外何も変わらないと思ってます。

自炊で電子書籍化するやり方と必要なもの

そこで自炊する方法ですが、結論から言ってしまえば3つの機械を使います。

  • とじ太くん
  • ディスクカッター
  • ScanSnap

それでは順に解説していきましょう。

自炊の仕方

とじ太くんで本をバラバラに

まず自炊したい本を用意して、クッキングシートに包みます。そして、表紙のカバーを外した上で、クッキングシートに包みます。そしてとじ太くんに包み込みます。とじ太くんは製本機で、本来背表紙にのりをつけて熱することで本をくっつける役目があります。

しかし、自炊する時には逆に使います。 すでに本についている、のりを温めて剥がすのです。

実際にとじ太くんに本を入れて、1分ぐらい待てばピーという音がなります。 そうしたら本の背表紙からページを思い切り引き抜きます。

ねばっとした糊が絡みますが、簡単に取ることができます。

ディスクカッターでプリント状に

そして、のりを取ったら今度は次の作業です。20枚ぐらいの束に分けて一つずつその束をディスクカッターにかけて切っていきます。

背表紙部分は全部カットしてプリントのようにペラペラの紙にします。作業の際にゴミが出てしまうので、気をつけましょう。何冊か切り終わってまとめてゴミを片付けるのが1番です。

ScanSnapでスキャン

そしてそれが終わったら、いよいよScanSnapというスキャナで取り込んでいきます。やり方は簡単でパソコンにScanSnapのドライバーをインストールして、スーパーファインモードで取り込むだけです。

スキャナに紙をセットすると、自動で両面を読み取ってくれます。紙がなくなったらセットしてあげましょう。それだけで、自炊の本が簡単に出来上がります。

【マラソンクーポン有】 PFU ScanSnap S1300i # FI-S1300B ピーエフユー ( スキャナ) スキャンスナップ

裁断なし!本は傷をつけない方法

傷をつけたくないという人もいるでしょう。そういった人におすすめなのが、ScanSnapの裁断なしで読み取り可能なスキャナーです。

新聞や雑誌といった大きめの書籍でも対応している上に、厚みがあったとしてもきちんと読み取ってくれます。

ちなみに、本を切り刻んだものでも、裁断済みの商品としてメルカリなどでも売ることができます。

意外にも買い手が付くのでびっくりです。同じようにスキャンして本を使おうと思っている人は、初めから裁断がしてあるのでスキャナで取り込むだけでいいので、そのニーズでしょう。逆に言えばメルカリで裁断済みの商品を探すと、自炊が楽になります。

自炊道具はどこで揃える!?

これらの機会さえあれば、自炊は簡単にできます。ご紹介した3つの機械さえあれば自炊はできます。

ボクは思い切って3セットを購入しました。購入した方が手放さない限り一生使えるので、コスパはよいと思います。

ボクはこの3セットをスーツケースの中に入れて保管してますが、それぐらいの大きさなので全然スペースを取りません。個人的には購入してしまうことをおすすめします。特にスキャナは最新のものでなくて古いものだと安く手に入りますよ。

【マラソンクーポン有】 PFU ScanSnap S1300i # FI-S1300B ピーエフユー ( スキャナ) スキャンスナップ

裁断機をわざわざ買いたくないならレンタル

裁断機は重たいし場所を取るので、必要な時にだけ利用できるレンタルサービスがおすすめです。

DMMのいろいろレンタルであれば、自炊に必要なセットを5,000円〜でレンタル可能です。

裁断機とスキャナをまとめてレンタルできるので、非常にお得です。

大掃除の時にだけ、これらのアイテムをレンタルして自炊化してしまうのもいいですね。

まとめ

今回は電子書籍の自炊についてご紹介しました。電子書籍の方が便利なことが多いのが本音です。自炊してしまった方が、本も売ることができるし、どこでも持ち運びできるのでメリットが大きいです。ぜひ、みなさんもお試しになってみてはいかがですか。