【中検】中国語検定2級の勉強方法!合格レベルやおすすめ参考書紹介

みなさん、こんにちは華山です。こないだ、中国語検定を台北の日本人学校で受けてきて、合格しました。

そこで今回は、自分が行ってきた勉強方法をもとに、中国語検定2級のレベルや合格する方法をご紹介します。

中国語検定2級のレベル

勉強時間と合格率

まず、中国語検定2級とはどういったレベルなのでしょうか。ざっくり言うと日常会話レベルです。大学の中国語専攻だと2級を在学中に取得することが目的にもなります。学習時間はどれくらいかと言うと、大体で2年間中国語を勉強する時間と同じで、600時間と言われています。合格率は20%です。

3級との比較

おそらく、この記事を見ている方は既に中国語検定の3級を持っていることでしょう。中検の3級というのは、はっきり言って基礎ができていれば3級は受かります。簡単に言うと、2級は3級の語彙や問題を自分で作文できて会話できるレベルと言ったらよいでしょう。

HSK5級と6級どっちと一緒くらいか比較

ボクは全て受けて合格しました。その経験に基づくと「HSK5級<HSK6級≦中国語検定2級」です。

CEFRという国際的に使用されている語学レベルの指標では、2級は中国語で大学の講義を受けることができるB2に分類されます。

一方でHSK6級はC2というレベルで最難関に分類されています。しかし、結論からいうと、そのレベル分けは嘘です。受験の感想に基づくとHSK6級より中国語検定2級の方が難しいです。

なぜかというと、問題の系統が違うからです。HSKを受験するのは世界中にいる中国語学習者たちです。一方で中国語検定を受けるのは日本人だけで、すでに母国語で漢字を使用しているいます。

他の受験者は漢字を書くところからスタートしてますが、日本人は日常で漢字を使っているのでとても大きなアドバンテージです。HSKで日本人は、大会のシード枠で受験しているようなものです。

中国語検定が難しい理由

漢字を母国語として使っている日本人だけが母集団となって受験するので、その集団にふさわしいレベルの問題が必要です。それが中国語検定です。

同じ漢字で日本語と中国語の意味の違いなどを問われます。たとえば、「勉強」は中国語では「無理に強いる」ですね。日本語と違うので中検ではこうした知識が必要です。単語を詳細に覚えなければなりません。

たとえば、勉強という漢字は日本語では普通に勉強です。しかし、中国語だと強制的に何かをさせるという意味です。こうしたものを詳細に聞いてくるため、中国語検定の方が難しいです。

また、中国語検定では、リスニングとリーディングで一定の点数を取らなければなりません。

リスニングが0点で、リーディングが100点では受からないのです。2級の場合、両方で70点なければ合格しません。7割はかなり高いハードルなのは間違いありません。リーディングとリスニングどちらかで、苦手分野を作ってしまったらダメです。

ちなみにHSKなら何かの分野が0点で他が100点など奇抜な得点分布でも合格します。

・日常会話レベル(学習時間600時間)
・大学の中国語専攻卒業レベル
・CEFRのB2レベル 

中国語検定2級の対策方法

リスニング対策

まず、リスニングの大問1は一問一答形式で、対話を聞いた後の返答を答えます。問題用紙には何も印刷されてないので、選択肢を聞いて答えなければなりません。ここは比較的簡単ですので全問正解を目指したいところです。

そして、大問2が文章を聞いて、それに合った内容を選ぶ問題です。

ここは、集中力が試されるところです。細部をすべて覚えようとして聞かずに、大まかな流れを把握するように努めましょう。大問1に比べて大問2の方が難しいので、できれば大問1で稼いでおきたいところです。何度も問題の練習を繰り返すことです。

リーディング対策

リーディングは、HSKならと日本人の稼ぎどころですが、中検はまったくそういう行きません。長文問題は比較的取りやすいのですが、語順の並べ替えなどは中国語の文法をしっかり基礎を固めておかないと解けないです。

特に穴埋め問題は、日本語と中国語の類語が選択肢に存在していて、ニュアンスの違いを理解しておかなければ解けません。この点が理解できてない人が多く、みんな落としてしまいます。先ほどのややこしい漢字問題ですね。逆に言えば、ここさえ取れれば、合格が限りなく近くなります。

ライティング対策

最後のライディングですが、簡単な中国語は書けるようにしておきましょう。

レベルは中国語検定3級の単語を書ければ大丈夫です。そのため、余裕があれば、中国語検定3級の単語帳や問題を参考にしながら、書けるかどうか自分で基礎を作っておきましょう。ボクはここでも、リスニングと同じく中国語検定のトレーニングブックを使いました。

使った参考書

まとめると、実際に使った参考書は「速読速聴中国語」と「中国語検定のトレーニングブックリーディング」と「リスニング編」の3冊です。根気よく何回も繰り返してやれば、合格達成しました。本当にシンプルで特別な使い方などはありません。普通に表から何度も問題を解いていくのみです。

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実際に受験して合格した

ボクは2回受けてようやく受かりました。1回目に受けた時は70点の得点率を舐めていました。5点ほど足りませんでした。

やはり経験と単語量が必要だと思います。 ただそれでも、中国語検定準1級に比べるとかなり簡単なので、ようやく脱初心者できたレベルであることは間違いないです。一応自立した言語学習者です。

やっぱり、自分で合格してみて思う中国語レベルは、みなさんのイメージしているようなペラペラではないけど、日常の会話ならある程度話せる感じです。

まとめ

今回は中国語検定2級に関する情報をご紹介しました。

やはり中国語学習を始めた方にとって最初の壁になるのが、中検の2級です。中国語のある程度のゴールだと考えても大丈夫です。そこから数年かけて、中国語の準一級を狙いましょう。

ぜひ、この記事がみなさんの参考になれば嬉しいなと思います。

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