台湾のワーホリ体験談!費用や申請方法、仕事の求人応募まで徹底解説

台湾のワーキングホリデーは、行った人は「行ってよかった」とみんないいます。

しかし、台湾のワーキングホリデーは英語圏ではないので、行く人が少ないです。

私もワーキングホリデー制度を利用して2016年に台湾に行って帰ってきました。

そこで今回は、最新版の台湾のワーホリの申請方法、費用や語学学校についてご紹介します。

台湾のワーキングホリデー制度の概要とビザ申請方法

台湾のワーキングホリデー制度の概要

条件 詳細
対象年齢 申請完了時までに18歳以上31歳未満
ビザの期間 最大1年間、ビザ申請時に開始日を指定
発行数 日本国籍は1年に最大2000人
就学 可能
就労 フル、パートタイムの就労が可能

台湾のワーキングホリデービザとは、「台湾で1年間ほど自由に滞在できるビザ」です。

アルバイトをするのも自由ですし、語学学習をしてもいいです。他のビザと異なるのは、就労が認められていることです。働くための就労ビザは別ですが、観光ビザや学生ビザ(条件付きで可能)はアルバイトは不可能です。

デメリットを克服したをしたのが、台湾のワーキングホリデービザです。

発行数に上限がありますが、ここまで埋まることはありません。なぜなら英語圏ではないので、基本的に埋まらないからです。

台湾のワーキングホリデーの申請条件

まず、申請条件は4つ満たす必要があります。

  1. 年齢が18歳以上30歳以下
  2. 日本在住の日本国籍
  3. 過去に台湾のワーホリビザを発給されていない
  4. 扶養家族を同伴しない

必要な書類

    1. パスポート(残存有効期限15ヶ月以上)
  1. 本人の署名があるワーキングホリデー査証申請書
  2. 履歴書及び台湾滞在中の計画書
  3. 証明写真2枚(6ヶ月以内に撮影した4cm×5cmサイズ)
  4. 帰国航空券、または、航空券を購入可能な資金証明
  5. 20万円以上以上の財力証明書(残高証明書やトラベラーズチェックなど)
  6. 海外旅行保険の加入証明書(原本とコピー)

申請書類は以上の7つで、申請費用は無料です。

まず、②と③の申請書と履歴書兼計画書は経済文化弁事処のサイトでダウンロードできます。そして、④の証明写真は4cm×5cm指定ですが、ボクは3cm×4cmの大きさで大丈夫でした。そして、⑤と⑥の資金証明と帰国の航空券ですが、30万円以上の残高証明で、帰りの航空券の証明は必要ありません。

⑦の海外旅行保険の加入証明書ですが、クレカではNGでした。ボクは東京海上日動で契約しました。

台湾での予定行動表の書き方

申請するときに台湾での予定行動表(履歴書及び台湾滞在中の計画書)を書く必要があります。さらに以下の3つを押さえなくてはなりません。

  • 台湾での滞在先
  • 予定の仕事
  • 活動内容

ただし、ここに書いたので必ずしもその通りに行動する必要はありません。そのため、申請する段階で考えていることを簡単にまとめましょう。滞在先なんてほとんどの人が決まっていないので、「最初はホテルに滞在しながら家探ししたい」というようなことを考えておけば大丈夫です。

注意点としては、「働きたい」という感じを出さないことです。

働きたいなら就労ビザで渡航しろという話になるので、印象が悪いです。ワーホリはあくまで休みを満喫する目的であり、バイトや労働はあくまでも補助的な位置付けです。それを意識して、台湾の文化を理解することが目的だが余裕があれば就業を通して台湾に詳しくなりたいというような書き方がもっとも好印象です。

また、ワーキングホリデーの目的は両国の若者が互いの文化を知ることなので、台湾について深く理解したいことや日体友好の架け橋になりたいなど趣旨に合ったコメントを書くべきです。

台湾のワーキングホリデーの申請の流れ

台湾のワーキングホリデーのビザは、日本の中華民国弁事処で行います。

政治的な関係で台湾の大使館はありませんが、弁事処が大使館の役割を担っています。

日本には以下のような弁事処があり、管轄が分かれているので住所から最寄りの弁事処で必要書類を持っていき手続きをしましょう。

  • 駐日代表処
  • 大阪弁事処
  • 横浜弁事処
  • 福岡弁事処
  • 那覇弁事処
  • 札幌弁事処

自分が申請した時は横浜の弁事処で行い、1日目に申請して次の日にビザを受け取った記憶があります。

現在では、コロナの影響もあって、申請は渡航の1ヶ月前まで、交付には1週間程度かかるなど条件が変わっているので、最新の情報はもよりの弁事処のホームページをご覧ください。

1年間の台湾のワーホリに必要な費用

台湾のワーホリの費用は1年間でざっくりと145万円から180万円あれば足りるかなと思います。貯金は150万円くらいは最低でも貯めておくべきです。

ビザの申請自体は無料です。

そのため、かかってくるのは生活費と語学学校代金なので内訳を詳しく説明します。

生活費(テキスト代金や交際費を含む全て)

生活費はこちらで語っていますが、大体月に8万円をみておけば間違いないです。多くても10万円というところですね。ワーホリに来る人なので、高級ホテルでエンジョイせず日常的に生活すればこれで済みます。

台北なら家賃は1万元(3.5万円ほど)で、1食は80元(280円ほど)くらいです。

語学学校の代金

そして、語学学校は大体3ヶ月が12万円ほどでした。1ヶ月になおすと、4万円ほどですね。

これらを合計すると、8万円と4万円を足して12万円。多くて15万円です。

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台湾でワーホリ中の仕事やバイトの求人の探し方

台湾でワーホリの仕事をするとき、仕事の探し方は大きく分けて以下の2つです。

  • 求人サイト「104人力銀行」を利用
  • 語学学校の掲示板

この2つであれば、ワーホリの人々の求人を行っています。

それでは詳しく解説します。

求人サイト「104人力銀行」を利用

ひとつめは、「台湾 打工 日本人」と検索したところ、1番目に掲載される「104人力銀行」です。台湾のタウンワーク的な存在で現地の人も使っているので、ここで調べれば必ず仕事は見つかります。

ただし、全て中国語なので苦労するでしょう。実体験ですが、契約の時は、万が一の時のために「台湾人を連れてこい」と言われました。中国語でやり取りをする中で言われるので屈辱です。

語学学校の掲示板

もうひとつが、語学学校の掲示板です。どの学校にも言語交換や、アパートの入居者募集に関する掲示板が語学学校内に存在します。そこにアルバイトの求人の張り紙が必ずあります。

語学学校のために貼られているので、「日本語が話せる」というのが前提条件で募集されていることが多く、雇い主も日本人な場合も多いです。仕事のジャンル的には、飲食が多いですが、日本語教材の読み上げなど幅広くあるので、ここから探すといいでしょう。

みんなどこで働いてるの?

データがないので、一概には言えませんが、聞いたところによるとワーホリで台湾を訪れた日本人は、日本語教師もしくは飲食店でアルバイトをしています。

台湾は日本語学習者が多いので、日本語教師の需要があります。また、上級クラスであれば中国語は必要なく、会話は全て日本語なので語学のハードルにぶつかりません。

一方で、日本食のレストランも多くあるので、アルバイト店員をよく募集しています。しかし、飲食店は全体的に時給が低いのであまりおすすめしません。

台湾でワーホリするならどの語学学校がおすすめ?

台湾でワーホリしながら語学学校に通う場合、台湾師範大学の語学学校に通うことをおすすめします。

なぜなら、台湾で1番中国語を教えることに力を入れているからです。

 

また、メジャーな語学学校をピックアップしてみました。期間は基本的に3ヶ月で、短期は1週間からです。また、1学期の学費は大体3万元(10.5万円)が相場です。

台北 学習時間 個人レッスン 短期コース
淡江大学 週15時間 あり あり
中国文化大学 週15時間 あり あり
国立台湾大学 週15時間 なし あり
国立師範大学 普通班:週10コマ、密集班:週15コマ あり あり
国立政治大学 週15時間 なし あり
TLI中華語文研習所 自由に選べる あり あり
漢網学院 自由に選べる あり あり
国語日報 週10時間/週15時間 あり あり
台中 学習時間 個人レッスン 短期コース
逢甲大学 週15時間 なし なし
東海大学 週15時間 あり なし
台南 学習時間 個人レッスン 短期コース
国立成功大学 週15時間 あり あり
高雄 学習時間 個人レッスン 短期コース
国立中山大学 週15時間 なし あり
国立高雄大学 週15時間 あり なし

台湾のどこで過ごすか、それとも個人レッスンで中国語を学びたいかどうかで自分に合った語学学校は変わってきます。

総じて台湾師範大学が1番ですが、自分にあった学校を見つけてみてください。

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台湾ワーホリのおすすめ保険

台湾のワーキングホリデーを申請するときには、保険の加入が必要です。クレジットカード付帯の保険ではNGと言われました。

そこえおすすめなのが、ジェイアイ傷害火災保険の「t@bihoたびほ」です。こちらはワーキングホリデーでの滞在もカバーしてくれます。年額にして14万円程度でカバーをしてくれるので、とりあえずこちらを選ぶと問題ないでしょう。

他であれば、ジェイアイ傷害火災保険東京海上日動AIG損保の海外旅行保険がやはり安心ですね。

国民健康保険について

日本で国民健康保険に加入していると、台湾で怪我をしても帰国後に申告すれば、治療費などが戻ってきます。しかし、台湾のワーホリ用の保険には国民健康保険は使えません。

一方で、台湾には全民健康保険という、日本の国民健康保険に似た制度があります。外国人であっても6ヶ月以上滞在する場合は加入が義務付けられており、保険加入価格は750元です。

ただし、ワーキングホリデービザを持っている人は加入できません。加入できるのは就労ビザで台湾に来ているような、カード型のビザ(居留証)を持っている人だけです。

台湾のワーホリと英語

台湾のワーホリは英語で乗り切れるか?

台湾のワーホリは英語で乗り切れるか?と言われたら答えはNoです。若い人以外は英語は通じないと思った方がいいでしょう。実際にボクの体験として、台湾に来てすぐに列車の事故があり、係員から指示を出されたのですが分からず、「中国語は聞き取れない」と伝えました。しかし、中国語でずっと押し通してきたので英語はあまり役立ちません。

しかも台湾人と日本人は見た目がほぼ似ているので、必ず中国語で話しかけれます。日本語で話しかけられるのはただの詐欺師か、観光地のレストランくらいです。

台湾のワーホリで英語は習得できるか?

台湾のワーホリで英語は習得できます。

台湾の英語学校に通えば、学費が1年間で10万円くらいなので超コスパよく英語を勉強できます。

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台湾のワーホリビザは延長できる?

台湾のワーキングホリデービザは延長可能です。

ワーキングホリデーのビザは180日なので、もし延長したい場合はビザの切れる15日前になって現地の移民署に行けばもう180日間、最大で360日間の滞在が可能になります。

しかし、必ずしも移民署で手続きしなければならないわけではありません。

ボクも移民署に行ったのですが、そこで「あなたは、すでに180日以内に出国しているから、自動で延長されている」と言われました。ボクは180日の間に一度日本に出国していたので、自動延長されていたようです。

台湾にワーホリに行くまで準備することリスト

準備することは以下の通りです。

  1. 住んでいる家の引き払い
  2. 大学生なら休学、社会人は休職の準備
  3. 申請書類(特に保険)
  4. 中国語学習(若い人以外、英語は通じません)
  5. 現地生活で必要なモノ
  6. 台湾の歴史を知る

2、3ヶ月前から行動すればクリアできます。住んでいる場所や学校や会社での手続きを済ませます。そして、それと並行して提出書類を揃えましょう。保険以外は簡単です。また、現地ではいきなり高速の中国語が飛び交うので、絶対にある程度のレベルで行くべきです。

現地生活で必要なモノも重要ですね。台湾で日本のモノは日系のお店が多いので簡単に手に入ります。自分は、大小のスーツケースで行きました。

そして、台湾の歴史を知ることは大切です。なぜ、親日なのか理解しておかないと、失礼にあたります。

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まとめ

今回は台湾のワーキングホリデーについてご紹介しました。

難しそうに見えて簡単なので、ぜひみなさんに台湾のワーホリをおすすめしたいです。

ぜひ、参考にしてみてください。

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