速読速聴英単語のレベルと使い方を解説!速読英単語との違いは?

みなさん、こんにちは。華山です。

英語の学習を頑張っていますか。英語の学習をしていると、単語をどうやって勉強すればよいのか悩むことがよくあると思います。そこで、今回はTOEICなどに役立つ、英単語を覚えるおすすめの参考書についてご紹介したいと思います。

速読速聴英単語がおすすめ

速読速聴英単語シリーズは、英語学習者が実際に英語を使う際に役立つ語彙やフレーズを学べるよう設計された英単語学習のシリーズです。

日常生活からビジネスシーンまで様々な場面で使える単語や表現をカバーしていて、ネイティブが書き下ろしたリアルな素材を用いています。また、各英文にはQ&Aセクションが設けられ、読解や聞解の理解度をチェックできるようになっています。音声教材も提供され、学習者はリスニング力を鍛えることができます。

学習者にとって大きな特徴なのは、単語を書かずに覚えることができることです。

おそらく受験時に速読英単語という参考書を使っていた方ならわかると思いますが、あの参考書の社会人バージョンが速読速聴英単語で、TOEICや英検など、語学試験に幅広く対応しています。

速読速聴英単語と速読英単語の違い

速読速聴英単語と速読英単語の違いは以下のようになっています。

特徴 対象者 主な用途 内容構成
速読速聴英単語 TOEICや英検対策に最適 社会人や英語のスキルアップを目指す人 ビジネス英語と実用英語の向上 実務や日常会話に役立つ単語、TOEICや英検形式の練習問題
速読英単語 大学受験に特化 大学受験を控える学生 受験英語のマスター 入試で頻出の単語リスト、読解力を高める文章

一番の特徴は、速読英単語が大学受験向けなのに対して、速読速聴英単語はTOEICや英検を受ける社会人向けになっています。

速読速聴英単語のレベルとラインナップ

速読速聴英単語のレベルとラインナップは以下のようになっています。

シリーズ レベル TOEIC スコア 英検Level
Advanced 1100 ver.5 上級 800から900点 1級
Business 1200 ver.2 中上級 700から900点 準1級から1級
Opinion 1100 ver.2 中級 600から800点 2級から準1級
Core 1900 ver.5 中級 600から800点 2級から準1級
Daily 1500 ver.3 初中級 600から700点 2級
Basic 2400 ver.4 初級 500点 3級から準2級

公式サイトを参照

速読速聴英単語はシリーズになっていてBasic、Daily、Core、Opinion、Business、Advancedといラインナップがあります。

順番に解説します。

Basic

Basicは初級で中学生レベルです。英語が全く分からなくて最初からやり直したいという人にはコレです。英検3級から準2級、TOEIC500点を目指す人はこれです。

Daily

Dailyは初中級で日常で使う英単語が載っています。英検2級、TOEIC600から700を目指す人向けです。

Core

Coreは、CEFRのB2で2級から準1級、TOEICでは600から800を目指す人向けです。中級レベルですね。

Opinion

Opinionも同じレベルで2級から準1級、TOEICでは600から800を目指す人向けです。

ただ、Coreがリーディングのための語彙力補強に重点を置いているのに対して、Opinionは司法や環境問題などのトピックに対して賛否の意見が載っています。つまり、英作文やスピーチに応用しやすいのはこちらです。

Advanced

AdvancedはTOEIC800から900向けです。英検1級を目指している人も対象です。いわゆる最上級レベルで英字新聞などネイティブが使っている文章が収録されています。

Business

BusinessはTOEIC700から900レベルで英検準1級から1級レベルです。これは、Businessという言葉から分かるように、経済やマーケティングに関する文章が収録されています。

全書の共通点

これらの単語帳に共通しているのは、英語の長文と英単語が収録されているところです。英語の長文を音読することによって、英単語を覚えるというのがこの単語帳の使い方です。書く必要はありません。

TOEICなどでは、英語を見て日本語の意味が分かれば大丈夫です。そのため、細かいスペルを覚えるより効率よく英単語の意味を覚えることができます。

実際の使い方

実際には以下のような使い方をおすすめします。

  1. 単語リストのページで単語の意味を覚える
  2. 長文を黙読する(意味確認のため単語リストに戻ってもよい)
  3. 長文の大意を把握したら、音読を15回繰り返す
  4. 長文まるごと覚える勢いでやると単語が覚えられる
  5. 次の章で同じサイクルをする

さて、実際の使い方ですがまず、英単語のページを開いて英単語の意味をサッと覚えましょう。そして、英語の長文を読みます。意味が分からない単語は調べつつ内容を把握します。それができたら、音読を繰り返します。1章について15回くらいは音読したいところです。

音読することによって目、耳、口の一石三鳥で覚えることができますし、前後の文脈も覚えることで長文のストーリーの中で英単語を覚えることができます。連想して覚えやすいのです。

空き時間に付属のCDなどを使って音声を聴きながらシャドーイングや音読を行うと、TOEICの語彙で困ることはありません。

まとめ

今回は速読速聴英単語についてご紹介しました。

この単語帳は英単語を覚えるのが苦手な人でも楽に覚えることができます。外出先でも音声を聞いたり、音読を小さい声で行ったりすると隙間勉強にぴったりです。

ぜひ、みなさんも試してみてください。